アジャイル オーストラリア 2010

2010年9月27日

先ごろアジャイル オーストラリアカンファレンスに出席するためにオーストラリアを訪れましたが、そこで感じたことを断片的にまとめてみたいと思います。

  • オーストラリアのアジャイルコミュニティは小規模で、世界全体から見ると分断されています(長いフライトがあるため当然のことですが)。規模も小さく分断もされていますが、その成熟感は変わりません。ここで問題とされることの多くはAgile2010とまったく同じでした。
  • Jim HighsmithがThoughtworksに参加すると発表されたことは特に嬉しく思いました。講演ツアーで初めてオーストラリアを訪れたとき、私は初めてJimに会いました。常々彼は、人々がソフトウェア開発を新しい観点から捉えるのに役立つ人物だと思っていましたが、同僚として一緒に仕事ができることを楽しみにしています(彼の講演の要約についてはInfoQで読むことができます)。
  • カンファレンスにはITリーダーも多数参加していました。その中でも特に印象的だったのが、Suncorp(オーストラリア最大の保険会社の1つ)のCIOであるJeff Smithです。
  • (カンファレンス前の)旅行でハイライトだったのは、ロンリープラネットを訪れたことです。そこでNigel Daltonが同社のストーリーウォールを案内してくれました。私は20年間もロンリープラネットのガイドブックを使ってきましたが、私たちアジャイリストが語ってきた手法からこの組織がどれだけ利益を得てきたのかを目の当たりにして、感慨深いものがありました。カンファレンスでのNigelの講演は、ソフトウェア開発の側面から逸脱したアジャイル思想の活用がテーマでした。私は訪問中、LPのデジタル出版への移行について彼と長時間話し合いました。
  • 今では私の定番スタイルで行う基調講演、つまりSuiteOfTalksを行いました。講演内容に迷いましたが、私が伝えたいことが3つあり、質疑応答を含めると2つしか時間がありませんでした。そこで、2つの講演を終えた後、参加者にどちらを希望するかを尋ねました。質疑応答か、3つ目の講演かです。3つ目の講演に投票が集まったことは興味深い事実でした。
  • いつも言っているように、オーストラリアにいるのは好きですが、行くのは嫌いです。アップグレードがあっても、28時間もかかる旅は楽しくありません。しかし、シドニーとメルボルンの雰囲気は素晴らしく、2年前にはシンディと一緒にこれらの都市を探索して楽しい思い出がたくさんできました。ぜひまた2人で長い旅をしたいものです。